欧州土産(ありぱぱさん8月第2便)
盟友ありぱぱ氏のお母様が、ヨーロッパをご遊行の折、採集されたカメムシたちを頂戴した。
去年に続いて今年も頂いてしまい、なんと感謝してよいか。
下二枚が欧州産。最上段はありぱぱさんからの埼玉産カメムシ。尚、中段がウィーンで、下段がベルリンである。
1、ホソヘリカメムシRiptortus clavatus
2、セアカツノカメムシAcanthosoma expansum
3、ナガカメムシ科の一種
4、Pyrrhocoris apterus
去年送っていただいたものと同種で、比較標本の到着に喜んでいる次第。詳細は以前書いたページを参照いただくことにしよう→こちら
5、マキバサシガメ科の一種
6、アシアカカメムシPentatoma rufipes
アシアカカメムシは旧北区に広く分布するカメムシで、北海道にも産する。今回、実際に欧州産の標本に触れて、非常に刺激を受けることができた。北海道で採れるものよりも、小楯板先端の斑紋が随分と赤みを帯びているようだ。「日本原色カメムシ図鑑」には、「黄白色ないし赤褐色」とあり、個体変異の範囲内であることが分かるが、まだまだ色々な標本を見なければ、と思う。
欧州産アシアカに興奮していたら、昨日の採集行で円山産が採れてしまった。神様まで応援してくれるか。ようしがんばるぞー。かあちゃんゴメン。
3と5のカメムシについては今後の調査をお待ちあれ。挑み甲斐のあるテーマがずんずん増えて嬉しい限り。
ありぱぱさんとご母堂には、この場を借りて感謝の意を表します。